基礎データ:
場所:シンガポールチャンギー国際空港規制エリア内(入国前、出国後)
レート:(6時間単位の利用)
解説:
さて設備充実のチャンギー空港、もちろんトランジットホテルがある。しかもバンコクなどを含めた他の空港の相場よりかなり安い。 http://www.changiairport.com/changi/en/airport_guide/transit/ transit_hotel.html?__locale=en# 6時間単位の利用だが、インバスのシングルでS$58、ツインS$65、トリプルS$87、エキストラベッドはS$22。アウトバスの「バジェットルーム」だとシングルでS41。1S$がおよそ70円なので、2800円ほどで清潔な個室で眠ることができる。 出発前日にWebから予約を試みたが満室だった。市内の宿と比較しても内容のわりに割安だし、4週間前から予約が可能なのであっという間に埋まってしまうのだ。ただ、返信のメールには「満室だがWaintg Listに名前を載せておいたので、到着したら一応電話をしてみて欲しい」ともあった。 エアポートホテルの宿命として、航空機の遅延やフライトキャンセルなどでどうしても一定数のキャンセルが発生する。満室でも可能性はゼロではない。 NW機到着後、直ちに電話を入れる。幸運なことに「バジェットルーム」に空きがあるという。タクシー代とそれほど変わらない値段で1泊できる。うれしい。わぁいわぁいとうかれつつ、到着フロアの1階上にあるトランジットホテルに向かう。立派なフロントだ。 チェックインしようとすると「状況が変わりました。スタンダードルームもご用意できます」とのこと。航空機の到着・遅延状況により逐次状況は変わるようだ。また、ノーショーなどの見切り時間もあるのだろう。バジェットルームはS$41、スタンダードがS$58。その差額S$17、おおよそ1200円。バスルームからタオル1枚でベッドに転がることができるのは魅力だしパンツを洗うのも楽だ。いや、正直なところそれ以上に「スタンダードルーム」の方を見てみたかった。ということでS$58を支払う。 静かな廊下を歩くと、結構たくさんの部屋があることが分かる。 スタンダードルームは思いの外充実した部屋だった。というより、普通のホテルだ。ホテル代の安くないシンガポールでは、この価格としてはむしろ安上がりで広い方だ。 室内には無料のコーヒーや紅茶もある。騒音もない。立派なホテルだ。 オペレーターにウェイクアップコールをお願いし、お風呂に入り爆睡する。 普通のホテルとは違い時間制なので、6時間したらとっとと出て行くつもりなのだ。 朝起きたら、窓の外に飛行機が見えた。これも空港ホテルらしくて良い。 空港から割増料金を含めてS$30を支払い安宿に泊まるくらいなら、S$41を支払いここでぐっすり眠る方が絶対に正解だ。家族連れであっても、到着後すぐに眠れるというだけでもここに泊まる価値はある。何しろ市内より安めで内容が充実しているのだ。 時間制は経営上のアドバンテッジなのだろう。日本にももっと短い時間で似たようなビジネスモデルを行っている宿がある。多くは高速のインターチェンジ界隈にあり、もう少し短い時間で部屋を貸しているようだが。 |
|