マカオ・大利賓館

基礎データ:

解説:

炭水化物の朝ご飯を食べて「良質のエネルギー」も補充したので、マカオへ歩く。

香港/深セン間だと、境界を越えてもバスや列車に乗ることになるので、一応クッションのようなものを感じるが、珠海とマカオの境界はどちらも徒歩アクセスであるため「関所越え」のような印象になる。 珠海側で中国を出国し、 マカオに入る。

マカオ側のイミグレを出るとそこは市街地、1階はバスターミナルだ。 イミグレの建物の中には観光案内所もあって、流暢な英語を話す女性が受付をしてくれた。これ幸いと安宿を尋ねると、中国とは違い懇切丁寧に説明をしてくれる。

「そうですね、安いホテルは市街地の一本裏通りにありますから、3番のバスに乗ってセナド広場を過ぎたら次のバス停で降りて2本左奥の路地に行って下さい。そこに何軒かありますよ。あ、セナド広場は黄色いこのビルが目印です。よかったら地図もどうぞ。ホテルのエリアにマークしておきますね」。 感動で泣きそうになる。

これが中国のおかしな場所なら、首を横に振られるか「没有」の一言で終わりだ。 言われたとおりにバスを降り、言われたとおりにバスを降りると、言われた場所に安そうなホテルが数軒並んでいた。観光案内所のおねえさま、ありがとうございます。

ちょっと(外見は)小綺麗な文華酒店。 その横には高華酒店と世界迎賓館が並ぶ。くすんでいる分安そうだ。 よく見ると、世界迎賓館の中には大利賓館との看板と部屋の写真がある。なんだか良く分からないが、とりあえずこの中では一番安そうだし、部屋の写真があるのは良い。

階段を昇るといい感じにくすんだフロントがあった。それでもリノベーション中らしい。 ここの親父さんに値段を聞くと180パタカとのこと。昨夜泊まったポポコホテルと同じ値段だ。やっぱりマカオは物価が高い。バックパッカー慣れしている親父さんが「部屋見るか?」と聞くのでとりあえず見せてもらう。 部屋もまた大変見事にくすんでいる。壁のシミがいいし、窓がないのもポイントが高い。しかしテレビもエアコンもあるし、シャワーからは熱いお湯がたっぷりと出る。

「こっちの窓のない部屋で良かったら150にするぞ」 「窓のある部屋はいくら?」 「お前はやめとけ」 大変に人を見る目のある親父だ。ヽ(´ー`)ノ

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