Blufinは "PDA+PMP"のハイブリッド機だ。
とはいえまずはMP3ファイルの再生から試してみる。
Blufinは、MP3, WMA, OGG, AAC, AC3の4種の音声ファイルに対応している。他のプレーヤーも複数の音声ファイルに対応していることがほとんどだが、現実的にはMP3とWMAさえ再生できれば全く問題はない。
OGG,AACなどは音質の割にファイルサイズが小さいので一時期かなり期待されたが、音声チップのほどんどがネイティブで対応しているのがMP3タイプであること、そしてMP3が事実上の標準仕様となってしまったせいで、他のコーデックはあまり積極的に採用されなかったことなどの事情のためだ。
ほとんどの場合、チップがハードウェア上でネイティブに対応しているため、同じプレーヤーでもWMA,OGGなどよりMP3のファイルを再生する場合が一番電池の持ちも良い。それに「どんなプレーヤーでも再生できる」ことは大きなメリットだ。
手持ちのiRiver H340 から Blufin に音楽ファイルを20G程転送する。
これが生MP3ファイルをそのまま扱えるプレーヤーの強みだ。iPodやGIGABEATなどではこうもお手軽にはいかない。
私は20G、数百枚のCDを棚から引っ張り出してきて、もう一度エンコード、転送するなんて絶対に嫌だ。何日、何週間、いや、まじで何ヶ月かかるか分かったものじゃない。一度CDをエンコードしたらPCに保存し、全てのMP3プレーヤーで使い回す。
こんなことも考えずに一度エンコードしたらそのプレーヤーでしか聞けないような環境にお金を払うのは、よほど手持ちのCDが少ないか、苦労を好む人か、事情をよく知らない人だけだと思う。
Blufinに直接H340をつなげばマスストレッジとして認識するのではないか、と思ったが手元には USB miniB - miniB のケーブルがなかったため断念。このあたりも後日検証する必要がありそうだ。今回は素直にPCに2台をUSBでつなぎファイルを転送する。
Windows CE というOSが搭載されているBlufin、特別な転送ソフトは必要ない。単なるファイルコピーだ。ファイルの"My Docment" の "My Music" に、H340 のフォルダ構造のまま転送する。
さて、転送が終わったら、起動画面の右側にある音楽再生のアイコンをクリックする。

クリックすると、"My Music" のフォルダ内容が表示される。OSのファイル表示そのままの画面だ。私はH340で、"Music" - "Instulmental/洋楽/邦楽"と、音楽ファイルはまず3つのジャンルに分けて、階層フォルダで管理していた。ここでも3つのまずジャンルが表示される。

次に "Instulmental" のフォルダを開く。ボーカルの入っていないアルバムが、アーティスト毎にフォルダで分類されている。ここでは、現在日本最高のインストゥルメンタルバンドである "DIMENSION" を選択する。

久々に最初のライブでも聴こうかと、"6th DIMENSION" を選択。

アルバム収録曲が表示されるので、聴きたい曲を選ぶ。

聴きたい曲をクリックすれば、再生が始まる。
なんとなく PSPで音楽ファイルを再生している画面に似ている。そう言えば Blufinって、PSPの左右のコントローラ部分を取っ払ったような大きさだ。

イコライザも内蔵されている。
また、リピートモード、シャッフルモードなどもこのフォルダ内では自由に設定できる。(左のアイコン) 早送りや音量の調節などは、下のインジケータをクリックすればよい。自由な場所に移動できる。

お気に入りのため、特に320という高ビットレートでエンコードしたこのアルバムだが、Blufin の音質は期待以上に良かった。付属品のイヤフォンも、良くあるその辺のおまけイヤフォンよりずっと音がよい。
そういえば Blufin は AMD のマルチメディア対応モバイルCPUを搭載していた。このCPUの特徴は、実はまだ詳しくは知らない。
ただ、PDAに使うには500mHzと十分に高速で、チップがハードウェア的にサラウンドや5.1chに対応していたはずだ。この辺もまた調べてみないと…。
「私へのご褒美」の BLufin、出来ることが多い分やりたいことがたくさん出てきてしまう。
BlufinはまずはPMPだ。
出先で動画を再生するのがPMPの仕事なのだから、MP3の次は動画再生能力をチェックしたい。
ここで注意しなければならないのが再生可能な動画のコーデック(圧縮形式)だ。PMPを名乗る製品はいくつかあるが、中にはWMAとmpeg1しか再生を保証しない、というものもある。これではさすがに辛い。
Blufinでは以下のコーデックをサポートしている。
Format Stream Tyep A/V Audio Format Bit Rates
MPEG-1 Program A/V MPEG 8Mbps
MPEG-2 Program A/V MPEG 10Mbps
WMV9 720×480 A and V WMA 1.75Mbps
DIVX V3.11/V4/V5 A and V MP3/AAC/MPEG 2Mbps
MPEG-4 ASP-Label5 A/V AAC 1.5Mbps
MPEG4 in AVI ASP-Label5 A/V MP3,AC-3 2Mbps
まず目にはいるのが、Mpeg4(MP4)とDivXへ対応していることだ。
DivXはPCの世界では事実上スタンダードに近い動画圧縮形式だ。
私は I/Oデータの "Avel LinkPlayer"(ただし現行よりかなり古い型) というDVDプレーヤーを使っているが、これはLANと DivX コーデックに対応していて、CDに焼いた DivX の動画を再生することが可能だ。LAN接続したPC内の動画も見ることができるし、ウェブサイト閲覧やインターネットラジオにも対応しているので、リビングのテレビでメールチェックや天気予報・ニュースのチェック、までできる。どうしてDVD専用機を買う人がいるのか、私には未だに謎だ。

DivXのメリットはファイルサイズの小ささで、1枚のCDに映画1本を収めることができる。DVDはメディアの単価も高いしファイルサイズが大きいため焼き付けに時間も費用もかかるが、DivXの場合CDで済むので大変安上がりだ。我が家にはDivXでCDに焼き付けた動画がライブラリ的にたまっていて、Blufinを使うのには絶好の環境だといえる。
DivX再生のチップもかなり昔から製品化されているし、Tmpgencというフリーウェアでも動画の作成ができる。圧縮率は年々進化し、バージョンも上がっているが、Blufinでは ver6 の再生も可能なようだ。
また、アジア地域で広く流通している VCD(ビデオCD)は、ビットレートを標準化した Mpeg1 ファイルだ。(音声はMpeg2)。つまりビデオCDのファイルも再生できる。
Mpeg4は比較的新しいコーデックだが、CPUが高速化している中どんどん普及してきている。コンテナであり定義に一筋縄ではいかないろ所もあるので説明がちょっとややこしいが…。
そして現在発表されているPMPの中で、もっとも多様なコーデックに対応しているのが Blufin なのだ。
これ以上を求めるとなると、もうPCを持ち歩くしかない。しかも自分でコーデックをインストールしてだ。私が PMP を Blufin に決定した理由は、この再生可能な動画コーデックの豊富さにある。
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ともあれ、動画を再生してみる。
右側の動画のアイコンをクリックすると、"My Docment" - "My Video" のフォルダが自動的に開く。


レジュームの有無など、動画再生に関するオプションは左のアイコンから設定する。

Windows Ce のフリーウェアである、XPCEP で再生の様子をキャプチャしてみたのだが、再生中の動画内容まではキャプチャできなかった。

しかたがないので、手持ちのデジカメで再生の様子を撮影してみた。画像が汚くなってしまい申し訳ないが、これでもおおよその雰囲気をつかんでいただけるだろうか。フルスクリーンとメニュー付きスクリーンは、液晶画面をタップすることで切り替わる。


この画像では暗さを補正したのでノイズがあるように見えるが、実際はなめらかできれいな画面だ。
縦横比は、キャプチャ時のサイズがそのまま再生されるようだ。

小さな液晶には十分すぎるほどきれいな画面だ。再生もスムースで音声もクリアだ。全く問題なし、と言って良い。
更に Blufin は付属ケーブルを使うことで、テレビで動画を見ることもできる。PAL/NTSC両方での出力が可能なので、海外で日本の映画やドラマを見ることも可能だ。コーデックによってファイルサイズは変わるが、30GのHDDがあれば、映画50本程度は楽に持ち運ぶことができる。
我が家には未就学の幼児がいるが、海外に出る時には機内やホテルで子供向けの動画を見せることで、長いフライトでも大人しくさせることができそうでありがたい。機内や海外ホテルでの再生実験は1月上旬の予定だ。
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