私の手元には、ビレッジセンターのWz Editorという古いCeソフトがある。
このソフトには本当にお世話になった。
古くはモバイルギアやカシオペア、新しくはシグマリオンまで Windows Ce のエディタはこれを使い続けてきた。何台もインストールするのもビレッジセンターとしてはうれしくないだろうが、毎回その時のモバイル機だけで使って来たので許してほしい。とにかくこの Wz Editorは優れ物なのだ。
とうの昔に販売が中止されているだろうと思ったら、なんとまだシリーズは続いていた。W-ZERO3特需のおかげかもしれない。バージョンも3.0に上がっている。私の手持ちは2.0だ。あれから何年経っているのだろう?
http://www.villagecenter.co.jp/soft/pwz30/download.html
このパッケージにはエディタだけだはなく、メーラー、ファイラー、Grep、ツリー型のアイディアメモなども添付されていて、むしろ Windows Ce の統合ソフトといった様相だ。これを Blufin に使わない手はない。さっそく実験を行う。
まずはMIPS版をインストール。
以前の例もあるので、Active Sysc、ファイルを直接転送と2種類の方法を試す。インストールには全く問題がない。
まずはエディタを起動する。するとゴング音。
Blufinでは、何かエラーメッセージのサウンド音がゴングの音がデフォルトだ。

「!はフォルダなのでオープンできません」
これほどよく分からないエラーメッセージも気持ちよい。^^
ちなみにこのエラーは、2.07、また体験版としてダウンロードした最新の3.0でも全く事情は同じだった。
しかし、このメッセージ表示後、エディタは普通に作動する。Grep、メーラー、アイディアメモなども同様だ。



今のところ実使用に支障はないのだが、毎回のゴング音とエラーメッセージがどうにも気持ちが悪い。音は消せるが、エラーメッセージは消えない。
唯一、Wz Filer だけはエラーメッセージなしで作動した。
CeのファイラーにはGS FInder+というフリーウェアの定番があるが、こちらは有料のソフトウェアだけあって、各種設定が細かい。またWindows Ceの小さな画面を念頭に置いてつくってあり、デフォルトのフォントやメニューの文字も小さく画面の情報量がかなり多い。

正直、数千円で買った Wz Editorの元は十分に取った。ビレッジセンターにはVz Editorからお世話になっている。ここは極めて良心的なソフトハウスだと常々思っている。
骨までしゃぶり尽くした Wz Editor のその骨で、スープを作ろうという試みは、半分成功、半分失敗に終わった。しかし私は、優れたファイラーとして Wz Filer はメインに、Grep、エディタは緊急用して一応このままインストールしておくつもりだ。
ビレッジセンター様、数千円のソフト、骨までかじらせて頂いてます。^^
どうもこのブログは、ややお堅いらしい。
私は自分の好きな物にはのめり込むタイプなので、人に指摘されないとなかなか気がつかない。内容的にはまぁまぁ合格だけれど、お楽しみの要素が少ないのだそうだ。
お楽しみと言われてもなぁ…。私はRAMをダンプしてバイナリデータをASCIIコードに変換して、HDD制御の秘密を調べたりするのが楽しいのだ。自分が楽しんでいるのだから文句を言われる筋合いはない。ここは私のブログだ。ルールは全て私が決める。もちろん私にやたら有利な極めて卑怯なローカルルールだ。好きにやらせてもらうんだい! ^^;
とはいえ、今までの内容を読んで見たら「いつかZorkとNethackをやりたい」と書いただけで、あとはCeについてくるソリティアしか紹介していないという有り様だった。まぁ、たまには世間に目を向けないと私も視野が狭くなってしまうかもしれない。
ところが、なのだ。
私が紹介したいと思っていたフリーウェアのゲームは、なぜかやたら一部のBlufinの世界で知られてしまっている。偶然の一致と思えないほど重複している。誰かが既に紹介しているソフトは、できれば紹介したくないのが人情だ。
Blufinのフリーウェア発掘の法則は簡単だ。
まず、Ce あるいは Moblie のフリーウェアを Google などで発掘する。"Ce Free Download MIPS" あたりがキーワードだ、MIPS系だと確認できたら、そしてHPCなど横長画面で行けそうなら、ともかく無理矢理インストールして動かす。これでよい。ハングしたら泣きながら再起動するだけだ。
日本のフリーウェアのキーワードは SigmarionT/U だ。Vではない。TとUはCPUがMIPSなのだ。初代は画面構成も近い。ちなみにVからはARM系になってしまう。あとはもう誰も覚えていないと思うが、CASIOの"Cassiopea" も結構MIPS系なのでおいしい。
もっとも親切なフリーウェアだと、複数のチップ用にコンパイルしておいてくれていて「MIPS、SH3、ARMそれぞれの該当するCabファイルをCeで展開してください」と仏様のようなドキュメントを添付していたりもする。ありがたいありがたい。
もっともMIPS系だからとそれだけで動くほど世の中甘くはない。
Blufinの積んでいるRMI(AMD)の1200はMIPSと命令が完全互換ではない。あくまで"MIPS系"なのだ。Dosのアプリケーションも、システムコールだけできれいに書いていればどんな機械でも動いたが、特定のBIOSやVRAM制御に媚びると他の機種では動かない。その上画面の解像度や縦横の問題もある。世の中厳しいのだ。
そんな中生き残ったアプリケーションだからこそ、どうしても他の方が紹介したものと私が調べたソフトが重複してるのかもしれない。
と十分な自己弁護を行ったところで、ゲームの紹介だ。もちろんZorkでもNetHackでもない。あんなものどこでも手に入るしあとは環境だけだ。だいたいエミュレータを扱うことがちょっと怖い。^^
と言うことで、MIPS系では数少ない未だ削除されていないフリーのシューティングゲーム "The 2000 Light years (2000光年)" をご紹介する。
「2000光年」は、Ceでは結構メジャーなフリーウェアのゲームだ。なにしろ Ce でアクションゲームというのが少数派だし、MIPS系とARM系の二つに対応するようにコンパイルまでしてくれているし、なんとソースまで公開してくれているのだ。しかも Jordana やSigmarion2/3 のような横長画面でも iPaqでも動く。ソースまで公開してくれているフリーウェアは、実はCe では思いの外少ない。
しかも作者の浦野不二夫さんは「商用以外なら、リンクでもなんでも好きにして」という、フリーウェア/オープンソースの理念を地で行くような方なのだ。Cassiopea、Sigmarion、そしてW-ZERO3のマーケットを狙ったみみっちいシェアウェアが多い中、この方の姿勢は光ったのだ。
前書きが長くなった。
このゲームを楽しませてもらうのためには、"2000 Light Years"のサイトに行く。

そして Blufin に対応する MIPS版をダウンロードする。

懐かしのlhzに圧縮してあるので、解凍はPCで行った方がてっとり早いだろう。解凍すると"T2000ly"という操作用ドキュメントも添付されているので、操作方法はこれを読めば良い。あとは解凍された実行ファイルをBlufinのどこかに置いておけば良い。興味がある人は、下からソースをダウンロードすることも可能だ。
実行。


もともと Jordana でも動くようになっているので、500MhzのAMD Au1200を積んだBlufinでは全くストレスがない。軽い。ただ Blufinでそのまま作動させると、ジョイスティックが右側になってしまい、ファミコン以来の伝統である、左ジョイパッド、右スイッチの感覚とは逆になってしまう。もちろんこういう場合は、BlufinメニューでVramへの書き込みを180°回転させれば済む。
私はあまりゲームをしない。
最後にはまったのが PC Nethack のVer2だ。ver3以降は何でもありになりすぎて醒めた。しかし、Blufinでもシューティングゲームがさくさく動くんだぞ、と周囲にアピールするにはこれは絶好のソフトだ。シンプルなのでついはまってもしまう。まだCeのCPUがそんなに早くない時代にこれを作り上げ、しかもソースまで公開(これが結構勇気が要る)した浦野不二夫氏には、最大限の敬意を表したいと思う。
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