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第2段階突入記念ビール@outdoor-Jr
東京湾で溺れ死にかけた私は、暗くなると宿舎から徒歩30秒のスーパーに出かける。ビールを買うためだ。
以前も書いたが宿舎内はアルコール類持ち込み禁止だ。隠れて飲めばいいじゃん的発想もあり得るのだが、規則ではアルコールの持ち込みは禁止だ。そんなつまらないことで退所処分になどなりたくない。
どいう訳でスーパー前のベンチでビールを飲んでいたのだが、ある時気がついた。通り過ぎる人たちの目線が厳しいのだ。いや、厳しいと言うより「見て見ないふり」と言う方が正しいかもしれない。「ちゃんと学校に行かないとあんな人になりますよ」との、子連れ母の声が聞こえてきそうだ。事実私は、ちゃんと学校にいかなくてこんな人間になった。
考えてみれば、宿舎のビニールサンダルを履いた中年オヤジがスーパー前のベンチでビールを飲んでいれば、世間一般からは「人生の落伍者」と思われてもしかたがない。これが子どもたちとテーブルを囲んでいれば良い父なのに。TPOというのは、これでなかなか難しい。
しかし宿舎内で飲酒はできない。といって周辺の店で飲むほどにはビールに飢えてはいない。それにせっかく食事がつくのに外で飲むのはもったいない。最近「もったいない」という言葉がもてはやされているが、私は25年前に節約旅行をした時期からその癖が抜けなくなっている。
そこで私は馬鹿なりに考えた。
規則は「宿舎内へのアルコール持ち込み禁止」だ。宿舎の駐車場内ではない。そして私の車はキャンピングカーだ。ダイネットで飲食ができる。

(居酒屋「アウトドアジュニア」)
ということで、スーパーで発泡酒と半額になった刺身、枝豆、ワカサギを買ってきて、ダイネットで一人宴会を始めた。ネタは「第1段階終了」である。実はなんと、朝の教習で、私は一本橋が出来てしまったのだ。こんなにめでたいことはない。


といって、実は手放しで喜んでいるわけでもない。
夕方の第2段階の教習が終わり、自由練習時間に一本橋を行ったら成功率が50%に落ちていたのだ。うまくいくときは連続してうまくいく。しかし、一度引っかかると成功率は一気に半分に落ちてしまう。出来るときには半分も渡らないうちに「できる」と分かるが、50%の時にはそういう気持ちにならない。「丁か半か」の世界だ。
沈みがちな気持ちをなだめるため、お気に入りの「水曜どうでしょう」のDVDを見る。最近、気持ちが落ち込んだときにはこれを見る。沈んでいた気持ちを忘れることができるのだ。テレビのバラエティ番組でこんなに気分が変わるとは、我ながら単純だ。やっぱり馬鹿は何をしても馬鹿なのだなぁ。
