45歳でバイクに目覚めてしまった中年オヤジの、自動二輪合宿免許体験記です。

自動二輪合宿免許体験記 45歳のチャレンジ



実第2段階も2日目に入った。
今日はシミュレータによる危険回避の練習講義、そして2時間の実地教習がある。


  2回目のシミュレータでは「これでもか」という程の危険な場面が再現される。水たまりの側を走っているときにやってくる救急車、合図を出さずに発進する縦列駐車中の車などなど。やる側もいろいろ罠があることを予測しているので、そうたやすくは引っかからないが、シミュレータはややその上を行く。3週間分の危険がこの10分間の間で体験できた。

  初めての学科教習では二人乗り運転の特徴や注意事項についての講習を受ける。受講者は私一人。かゆいところに手が届くマンツーマン指導だ。集中せざるを得ない。普通免許を取ったときはこういうのを山ほど見たなぁ、とビデオを眺めつつしみじみ思い出す。

  昼食は仕出し弁当。そういえば朝食もペイストリーやヨーグルト、ソーセージなどの保存可能な食品だった。そりゃ食事係の人も日曜くらいお休み欲しいよね。

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  そして午後の実地教習。自転車のタイヤや砂利道などの段差を体験した後、「Aコース」という、各所に課題をちりばめたコースを走る。特に難しい課題はない。一本橋を除いて。それ以外はだいたいうまくいくのだ。一本橋で頭がいっぱいでコースを覚える余裕がない。休憩時間を利用してコース歩き頭に入れる。


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  2回目の実技教習が始まる頃雨が降ってきた。まるで一本橋ができない私をあざ笑うかのようだ。

  泣くぞ、をい、泣くぞ!!


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  雨の中カッパを着て練習をする。歩いて確認しただけあってコースはだいたい頭に入った。しかし一本橋でまた落ちた。悔しいのでもう一度やり直したらもう一度落ちた。

  それを見ていた教官がハンドルが固定されている傾向があることを指摘した後、ひとこと言った。「あと苦手意識がありますね」


  この一言で、私の中の何かが変わった。


「そう、苦手意識がある。なんでだ?一本橋ってそんなに難しいのか?」

  今まで私は、教官に指摘された欠点を是正することだけで頭がいっぱいだった。しかも失敗を前提に欠点を是正する練習をしていた。ついでに、誰かと顔をあわせれば「一本橋ができなくて」と話し、こんなブログでも「一本橋できないよ〜」と泣き言を書いていた。悪いイメージをどんどん自分に植え付けていたのだ


  どうだ、頭、悪いだろう。^^v


  私は苦手意識を捨てた。「たかが一本橋じゃん」と気持ちを軽くした。欠点の是正を止めて普通に渡るようにしてみた。そうしたら、するっと渡ることができた。もう一度試す。落ちない。速度を落としてみる。落ちない。
 

  「なんだ、すんげー簡単なことだったんだ!」

 
  私はこれからキャンピングカーにこもってビールを飲む。
  多分500ccを2缶程飲む。祝い酒じゃ! ^^



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