キャンピングカーの条件・希望を明確にする
国内で最も多く流通しているキャブコンからtg家の1台を絞り込むことは 決して容易な作業ではありませんでした。 装備、広さ、使い勝手、そして価格など、様々な要素を秤にかけなければいけません。 この作業のために、tg家で最大限に活用するための条件、 さらには「こんな装備があればより良い」という希望を明確にする必要がありました。 キャブコンを購入する、と決定するまではさほど時間はかかりませんでしたが、そこからが大変でした。希望は山ほどありますが、予算と内容の折り合いどころがなかなか見つかりません。当たり前のことですが、広くて装備の良い車は高く狭くて装備を省いた車は安いのです。どこで手を打つかにとても迷うところです。そこでまず「これだけは譲れない」という線を引きました。
・家族全員が乗車・就寝できること
キャンピングカーは乗車定員と就寝定員が違います。上の娘がもうかなり大きくなり、ちょっとしたお出かけに参加したがらなくなったとは言え、やはり全員が体を横にして眠ることができなければ、キャンピングカーを買う意味がありません。tg家は5人家族なので、人数の分条件が厳しくなりました。
・小型であること
tg家では妻も通勤に自家用車を使っています。私のワゴン車を含め3台の車を維持することは経済的に不可能でした。私も自動車通勤をしていたので、自ずとキャンピングカーで通勤することになります。職場の駐車場に入らなければ困ります。また、私も妻も実家が都内にあり狭い路地を走る必要もあります。路地で右左折ができないような長い車には乗れません。 更には駐車場2台分のスペースを借りるのは不経済です。普通の一区画に収まるサイズならば問題はありませんし、街中のコインパーキングを利用することもできます。どんなに大きくても 5mx2m以内でありたいと思いました。車の大きさには運転のしやすさの問題も感じていましたが、それ以前にこれだけの条件がありました。
・どんなに高くても500万円程度であること
お金を出せば出すほど良い車は手に入りますが、欲を言えばきりがありません。 ちょっと良いワゴン車+100万円。ここを上限に設定しました。 これは家を買う時と同じ考えでした。3000万と3200万を「どっちも大金。あまり変わらない」と考えてはいけないのと同じです。200万は大金なのに、家を買うとなると鈍感になってしまう人も少なくないのだそうです。 軽々しく「どうせだからあと100万出して」的発想は、ワゴン車をキャンピングカーに切り替えた時点でおしまいにしなければと自分を戒めました。
これらの最低条件を頭に入れて雑誌を眺めていると、「これはあればいいなぁ」とか 「こんな設備もあるのか」など様々なことを思います。これらは希望として考慮しました。
・カセットトイレ
私はたまにディキャンプでバーベキューをする程度で、アウトドアで遊ぶことがほとんどありませんでした。ですから、オートキャンプ場に行ったこともありません。(一度行きたいとは思っているのですが…) それより「どこでも車中泊できる」ことが重要でした。気が向いた時に出かけ気が向いた場所で車中泊する。そのためにはトイレは必要不可欠です。しかし、簡易トイレでは意味がありません。上の娘はもう高校生。 おまる同然のポータブルトイレをカーテンの裏で使うことはできません。 きちんとドアのあるカセットトイレはどうしても欲しいと思いました。
・後部2段ベッド
バンクベッドとあわせると大抵の車でそのまま5人が眠れます。つまりダイネットをベッドにしなくてもそのまま眠ることができる訳で、これは大変魅力だと感じました。車内で食事をしても、後かたづけなしで眠ることができるのです。選択開始当初は絶対条件だと思っていたほどです。
・広いダイネット
絶対条件の「小型であること」と相反しますが、家族がくつろげるスペースはできるだけ 広い方が良い、と考えました。5人家族なのだから当然の希望だったと思います。
・発電機 / エアコン
私は蒸し暑さが苦手です。ぜひ車内を冷やすエアコンが欲しいと思いましたが、そのためには発電機は必需品です。ある店では「そういう時は涼しいところに行ってから寝るんですよ」と言われましたが、それでは「好きな時に好きなところに出かけ泊まる」ことができません。 「夏の一月だけですよ」とも言われましたが果たしてそうでしょうか? 日本の不快な蒸し暑さは梅雨時に始まります。 朝夕が涼しく感じる9月まで、エアコンは1年の1/3〜1/4は稼働するように思います。キャンピングカーが活躍しそうな夏休みも、まさにこの時期です。騒音もありどこでも使える訳ではありませんが、 それでも欲しいと思いました
一方、これはさほど重要ではないと考えたのがキッチンです。 ちょっとお腹が空いた時に何か食べられる程度の設備は必要だと思いましたが、本格的な調理はしないで現地のお店で食べる、あるいは山や海などではデイキャンプの時のように野外で調理することが多くなりそうだと考えたからです。りっぱなキッチンを見るたび、「このスペースが他のものなら良かったのに」と思いました。 キャブコンにも様々なものがあります。 自分の一台を決めるためには、最低条件と希望を明確にしないと いつまでも迷い続けることになります。 もちろんカセットトイレは我が家の希望であって、必要がない、あるいはあっても使わないと言う方も大勢います。そういう人たちは、非常用としてポータブルトイレを積むことも多いそうです。
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