DIMENSIONのメンバー
増崎孝司
ギターを担当するDIMENSIONのリーダー。1962年生まれ、長崎県出身。父は長崎の特定郵便局長であり、後を継ぐことも望まれましたが、兄の「お前は好きなことをやれ」の言葉で、大学に行くと両親をたぶらかし上京。実は早稲田大学に合格していたという話もあります。1986年ロック系ポップスバンド"Bluew"でバンドデビュー。"Bluew"解散後からフュージョン系の楽曲を志向するようになり、「Speaks」「Escape」とインストのソロアルバムを発表、この２枚のアルバムが、初期DIMENSIONの雛形になったとも言えます。また、映画「ぼくらの七日間戦争２」のサウンドトラックも担当しました。
DIMENSIONの他、Fragileの矢堀孝一とのデュオ、iTunesでの自らの音源を発表した作品"Air Jazz"なども発表。またライブではベースの青木智仁, サックスの本田雅人
小野塚晃
キーボードはもちろん、打ち込みやサンプリング音源加工も担当する「ディメンションの頭脳」。幼い頃Casiopeaに憧れつつキーボードに熱中、その卓越したテクニックで18歳で六本木PIT INNにてプロデビュー。現在渡辺貞夫カルテット(クインテット)のレギュラーサポートであり、ベースの納浩一、ドラムの鶴谷智生と「小野塚晃トリオ」を率いています。他にも４ビート系から16ビート系まで、様々なジャンルのセッションに精力的に参加しています。
DIMENSION以外では、自身のトリオの"CHINITA"、ギターの三好功郎とのデュオ"First Touch"を発表。DIMENSIONのライブでは、アコースティックピアノ、MOTIF
1967年生まれ。埼玉県出身。実家はスーパーマーケットを経営しており、いかにもお金持ちの都市出身者といった風情もあります。埼玉ですけれど。キャンプ好きで、愛車はキャンピングカーです。初のソロアルバム"CHINITA"はアイヌ語で「夢」という意味であり、キャンプを通した自然とのふれあいの中でインスパイアされたアルバムだと当人もMCで語っています。しかしキャンピングカーそのものにも愛着は深いようで、登り坂が苦手なキャンピングカーを描いた"Slower Trafｆic"(登坂車線)という楽曲がこのアルバムの最後を飾っています。DIMENSIONの長い歴史の中でも外観が変わらないため、MCでは「蝋人形」と呼ばれることがよくありました。
勝田一樹
アルト・ソプラノサックスを担当するDIMENSIONの「スター」。ニックネームは「カツヲ。」1966年生まれ、神奈川県横須賀市出身。父は自衛官。「もとヤンキー」をキャラとして自分で前面に出していて、「高校を卒業させてもらえると言うから学校のブラスバンドに入った」「横浜モーションブルー近辺で車に箱乗りをした」などとMCで語っていますが、どこまで本当かは分かりません。アメリカンセルマー、YAMAHAカスタムZを主に使用しています。デビットサンボーンのフォロワーだと言われることも少なくないその音色は、ブラスバンド的な丸く抑えたアンサンブルの音色ではなく、金属的であくまでもアグレッシブ。また、彼のためにチューンされたエフェクターもその音色を強調します。が、"CHINITA"（DIMENSION版）では抑え気味のメローな音で演奏し、ソプラノではあくまでメローな音色のソロを取るなど、演奏の幅は決して狭くはありません。当たり前ですが、音楽に対する姿勢は決して「ヤンキー」的ではなく真面目そのものです。DIMENSION以外では、クラブ系ユニットJAFROSAX
「やんちゃ」なキャラにふさわしく、最近大型２輪免許を取りハーレーダビットソンを購入。どこをどう走ってもらっても良いのですが、事故だけは起こさないように、起こしたとしても手指と呼吸器系の怪我だけはしないで欲しいと願わずにはいられません。